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転職回数は多いと不利?少ないと正解? ― 採用担当として、本当に見ているポイントをお話しします ―

[2026.01.21]

医療法人成松会(なりまつかい)足立耳鼻咽喉科がお届けするYARIGAI(やりがい)ブログです。

当ブログではスタッフ採用に関する情報や採用担当者が日々思うこと、
応募者の方とのやりとり、スタッフの業務など、
採用のみならず「働く」という事に関しての様々な話を自由にさせて頂くブログです。仕事に、
就活に悩んだら読んで欲しいと思います。

採用担当の F と申します(^^)
皆さん、お元気でしょうか?
 
新年明けましておめでとうございます!
……と言うには、だいぶ遅い挨拶になってしまいましたが(笑)
1月に入り、寒い日が続いていますね。
体調を崩しやすい時期ですので、どうか無理せずお過ごしくださいね😢
 
さて、今回お話しするテーマはこちらです。
 
転職回数は多いと不利?少ないと正解?
― 採用担当として、本当に見ているポイントをお話しします ―
 
このテーマは、応募者の方から 本当によく聞かれる質問 です。
  • 「転職回数が多いと不利になりますか?」
  • 「逆に、ずっと同じ職場にいる方が評価されますか?」
転職を考え始めると、どうしても気になりますよね💦
正直に言うと、私自身も人事を担当する前、
大学生の頃や、転職を決意したときには、かなり気にしていました。
 
今回はこの問いについて、
人事・採用の現場で、実際に何を見て、何を考えているのか
少しぶっちゃけてお話ししたいと思います。
 
でははじめます。

転職回数は多いとダメなの?

まず、結論からお伝えします。
  • 転職回数が多い=即不採用
  • 転職回数が少ない=即安心
このような判断は、実際の採用現場ではほとんど行われていません。
 
当院では、こうした単純な見方は基本的にNGとしています。
 
もちろん、履歴書を見れば転職回数は目に入ります。
正直に言えば、「少し多いな」「意外と少ないな」と感じることもあります。
 
ですが、それは あくまで入口の情報。
合否を決める“答え”ではありません。
 
当院の採用フローでは、まず書類選考を行いますが、
採用担当として本当に見ているのは、次の点です。
  • なぜ職場を変えてきたのか
  • そこにどんな考え方の“軸”があるのか
  • 同じ理由で、また辞めてしまいそうではないか

なぜ人事は「転職回数」を気にするのか

人事が転職回数を見る理由は、とても現実的です。
医療の現場は、どの職種であっても チームで成り立っています。
一人が抜けることで、業務の負担が一気に周囲へ広がることも珍しくありません。
 
だからこそ採用側は、無意識のうちにこんなことを考えています。
  • また短期間で辞めてしまわないかな…
  • 人間関係でつまずきやすいタイプではないかな…
  • 環境のせいにしすぎる人ではないかな…
  • 教育にかけた時間が無駄にならないかな…
「うわ、めっちゃネガティブ…!」
そう思われたかもしれません💦
 
でも、これは 疑っているわけではありません。
今いる現場のスタッフを守るための「リスク確認」なんです。
 
新人教育は、現場のスタッフが時間を割いて行います。
日々の業務と並行しながら、一人前を目指して育てています。
 
だからこそ、
短期間での離職は、
  • 現場側にも
  • 離職する本人にも
双方にとってデメリットになってしまいます。

【具体例①】転職4回でも「ぜひ一緒に働きたい」と思った人

ここで、実際の例をひとつご紹介します。
 
ある応募者の方は、20代後半で 4回の転職 を経験されていました。
履歴書だけを見ると、正直「少し多いな」と感じる数字です。
 
ですが、面接でお話を聞くと印象は大きく変わりました。
  • 急性期病院 → 慢性期病院 → クリニック
  • それぞれの転職理由を「逃げ」ではなく「選択」として説明できている
  • 合わなかった点も、感情的にならず冷静に振り返っている
  • 「次は患者さんと長く関われる環境で腰を据えたい」と、目的が明確
この方の転職は、
迷走ではなく 人生の中での試行錯誤 に見えました。
 
人事として感じたのは、
「自分に合わない環境を理解し、次に活かせる人だな」という印象です。

転職回数が多くても評価される人の共通点

先ほどのようなケースのように
転職回数が多くても評価されている人に
共通しているのは、次の点です。
•転職理由に一貫した軸がある
•前職を悪者にしない
•「だから次はこうしたい」が明確
•自分の価値観を理解している
 
人事が見ているのは、
「なぜ転職しようと思ったのか」 という部分です。
 
ここに納得感があれば、
転職回数は大きな問題にはなりません。

【具体例②】転職1回でも、不安を感じたケース

一方で、転職回数が少なくても、不安を感じることがあります。
 
例えば、10年以上同じ職場で働いてきた方で、
面接時にこんな言葉が出るケースです。
•「特に理由はないけど、なんとなく続けてきました」
•「言われたことはやってきました」
 
この場合、人事としては、
•環境が変わっても大丈夫かな?
•分からないことを質問できるかな?
と、少し慎重になります。
 
大切なのは、
何年いたかではなく、その時間で何を考え、何を積み重ねてきたか です。

【人事×応募者】面接でのリアルなやりとり

ここからは、実際の面接でよくあるやりとりを、
少しだけ 会話形式 で見てみましょうか^_^


人事
「これまでにいくつか職場を経験されていますが、
それぞれの転職理由を教えてもらえますか?」


応募者
「最初は急性期病院で働いていましたが、
業務スピードについていくことで精一杯になり、
もう少し患者さんと向き合える環境で学びたいと思い転職しました。」


人事(内心)
→ “しんどかったから辞めた”ではなく、
 “自分に合う環境を探した”という説明だな☺️


人事
「では、その次の職場はいかがでしたか?」


応募者
「慢性期病院では患者さんとの関わりは増えましたが、
今度は自分の成長スピードに物足りなさを感じるようになりました。
そこで、より幅広い業務を経験できるクリニックを選びました。」


人事(内心)
→ 転職理由が一貫している。
 人や職場の悪口が出てこないのは好印象😊


人事
「転職を重ねる中で、
ご自身が働くうえで大事にしたいことは見えてきましたか?」


応募者
「患者さんときちんと向き合えることと、
チームの中で自分の役割を持てることです。
次はその2つを大切にしながら、長く働きたいと考えています。」


人事(内心)
→ 【長く働きたいの理由】が説明できている。
 これは安心感があるな(*^^*)

このやりとりから分かるように、
人事が見ているのは転職回数ではなく、
転職理由の整理の仕方
自分の経験をどう意味づけているか
次に何を大切にしたいか
という点です。
人事が本当に見ている判断ポイント
ここまでで採用の場で、
私たちが実際に見ているポイントを一度整理しましょう。

  • 転職理由に納得感があるか
  • 前職をどう振り返っているか
  • 自分の課題を客観的に見られているか
  • 次の職場で何を大切にしたいか
  • 同じ理由でまた辞めそうではないか

特に重要なのは、
すべてを環境や人のせいにしていないかです。
他責にする事はとても簡単なことではありますが
そこから得る物は何もありません。
私たちは他責ではなく客観的に自分を見れる事できる方を
重要視したいと思います。

人事が本当に見ている判断ポイント

ここまでを踏まえて、
私たちが実際に見ているポイントを整理します。
  • 転職理由に納得感があるか
  • 前職をどう振り返っているか
  • 自分の課題を客観的に見られているか
  • 次の職場で何を大切にしたいか
  • 同じ理由でまた辞めそうではないか
特に重要なのは、
すべてを環境や人のせいにしていないか という点です。
他責にするのは簡単ですが、
そこから得られるものは多くありません。
私たちは、
客観的に自分を見られる方を大切にしたいと考えています。

【具体例③】採用側が「回数」で判断して後悔した話

ここ、正直に言います。
採用側も、判断を誤ることがあります。
過去に、
「転職回数が多い」という理由だけで
面接に進めなかった方が、
別の医療機関で活躍されていると聞いたことがあります。
 
そのとき思いました。
「ちゃんと話を聞けばよかったな…」と。
 
転職回数の多さの裏には、
  • 合わない環境を早く見切る判断力
  • 成長意欲の高さ
  • 違和感に気づける感覚
が隠れていることもあります。

まとめ 〜転職回数より「語れるキャリア」を〜

皆さんいかがでしたか?
転職回数は、あくまで結果です。
それ自体が良い・悪いを決めるものではありません。
 
採用担当が見ているのは、
•一貫性
•納得感
•一緒に働くイメージが持てるか
•次に働く目標があるか
 
回数に縛られすぎず、
自分の選択を、自分の言葉で整理してみてください。
 
そうすれば、
あなたの想いはきっと相手に伝わります。
そしてぜひ、
「自分は何をしたいのか」
もう一度、考えてみてください。
 
そこから、本当にやりたい働き方が見えてくるかもしれません(^^)
では次回のブログで!!
 
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