医療従事者が「転職」を考えるときに知ってほしいこと ── 働く意味をもう一度とらえ直すための7つの視点 ──
[2025.11.26]
医療法人成松会(なりまつかい)足立耳鼻咽喉科がお届けするYARIGAI(やりがい)ブログです。
当ブログではスタッフ採用に関する情報や採用担当者が日々思うこと、
応募者の方とのやりとり、スタッフの業務など、
採用のみならず「働く」という事に関しての様々な話を自由にさせて頂くブログです。仕事に、
就活に悩んだら読んで欲しいと思います。
採用担当者のFと申します(^^)5月よりこのYARIGAI(やりがい)ブログを投稿させていただいてます‼️
今回の題材は
医療従事者が「転職」を考えるときに知ってほしいこと
── 働く意味をもう一度とらえ直すための7つの視点 ──
です。
医療の世界は「安定している」とよく言われます。
けれど、実際に現場で働く医療従事者の多くが、働き方や職場環境、
これからのキャリアについて悩み、転職を考えるようになっています。
これからのキャリアについて悩み、転職を考えるようになっています。
転職は、“逃げ”でも“弱さ”でもありません。
むしろ、医療の現場が大きく変化している今、
「自分はどう働きたいのか?」
を見直すための、ごく自然な行動だと私たちは考えています。
この記事では、医療従事者として働くあなたが、転職を前向きに考えたり、
より自分に合った職場を見きわめたりするための 「考え方の軸」 をお伝えしていきます。
では始めます。
① 働き方が揺れ動く時代に、医療従事者がまず持っておきたい視点
少し前までは、医療従事者にとっての職場選びといえば
「一度就職したら、できるだけ長く働く」
というのが当たり前の価値観でした。
ところが最近は、働く環境も、そこに関わる人たちの価値観も、大きく揺れています。
•医療DX や AI の導入
•働き方改革による制度の変更
•人手不足による一人あたりの負担増
•患者さんのニーズの多様化
•ライフスタイルやプライベートを大事にする考え方の広がり
こうした変化の中で、
「医療従事者だから、一度入職した職場をそう簡単に辞めてはいけない」
という空気は、少しずつ弱まりつつあります。
むしろ、業界全体が急速に変化している今だからこそ、
「自分はどんな働き方を望んでいるのか?」
を立ち止まって考えることが、とても大事になってきています。
この記事は、「転職した方がいいですよ」と背中を押すためのものではありません。
働く意味やキャリアの方向性を、自分の言葉で選びなおすための“視点”を用意すること が目的です。
② 医療従事者の転職理由は「不満」から「可能性」へ
少し前まで、医療従事者の転職理由といえば、
•体力的につらい
•人間関係がうまくいかない
•給料が低い
•休みが少ない
といった、“マイナスから離れるため” の動きが中心でした。
でも、今は少し様子が変わってきています。
•もっとスキルを伸ばしたい
•新しい領域や働き方に挑戦してみたい
•自分の価値観に合う職場で働きたい
•家庭や暮らしとのバランスを大事にしたい
•マネジメントや教育など、別の役割にもチャレンジしたい
こうした 「プラスに向かうための転職」 が、確実に増えています。
医療従事者は、資格と経験を持つ専門職です。
転職市場でも評価されやすく、ある意味では 「選ばれる側」だけでなく「選ぶ側」にもなれる立場 だと言えます。
だからこそ、
•自分はどんなふうに働きたいのか
•どんな価値観を持った職場なら、長く続けられそうか
といった “自分の軸” を明確にしてから転職に向き合うことが、
とても大切になります。
とても大切になります。
③ 医療の働きやすさを決めるのは、給料でも休みでもない
もちろん、待遇は大事です。
お給料・休日・福利厚生などは、生活を支える大切な要素です。
ただ、医療従事者がその職場で 「長く働けるかどうか」 を左右しているのは、
実は別の部分だったりします。
実は別の部分だったりします。
ポイントは大きく2つです。
1)役割の明確さ
医療の現場には、さまざまな職種のスタッフが関わっています。
その分、「誰がどこまでを担当するのか」が曖昧になると、すれ違いや衝突を生みやすくなります。
•どの場面で、誰が判断するのか
•どこからどこまでが自分の役割なのか
こうしたラインがしっかりしている職場は、ストレスが少なく、
教育もしやすい傾向にあります。
教育もしやすい傾向にあります。
2)コミュニケーションの文化
もうひとつが、職場のコミュニケーションの質です。
丁寧に話し合う習慣がある職場と、なんとなくそれぞれが“感覚で動いている”職場では、
働きやすさが大きく違ってきます。
働きやすさが大きく違ってきます。
働きやすさの本質は、
「人間関係の質 × 仕事の仕組み」 で決まる。
といっても過言ではありません。
求人を見るときには、
給料や休日などの条件だけでなく、
「この職場はどんな価値観で動いているのか?」
という視点でも見てみると、また違ったものが見えてくると思います。
④ 「自分に合う医療機関」を見つける3つの判断軸
では、実際に転職を考えるときに、
どんな基準で職場を見ていけばいいのでしょうか。
ここでは、転職に迷ったときに
ぜひ押さえておいてほしい 3つの判断軸 をご紹介します。
ぜひ押さえておいてほしい 3つの判断軸 をご紹介します。
1.“何ができるか” ではなく “どう貢献したいか” を基準にする
医療スキルが大切なのは言うまでもありません。
ただ、現場で本当に評価されているのは、
•患者さんに対する姿勢
•スタッフとの協力の姿勢
•学ぼうとする意欲
•状況に合わせて柔軟に動けるかどうか
といった、「態度・スタンス」の部分 です。
自分が持っているスキルを並べるだけでなく、
・どんな価値を患者さんや職場に提供したいのか
・どんな働き方を大事にしたいのか
を自分の言葉で語れる方は、採用側から見ても、とても魅力的に映ります。
2.その職場の「正義」は、自分の価値観と合っているか?
医療機関には、それぞれ “優先している価値観=その職場の正義” があります。
•丁寧さや時間をかけた説明を大切にする
•回転率や効率を重視する
•チームワークを最優先にしている
•スタッフの教育・成長に力を入れている
どれが正しい・間違っている、という話ではなく、
「その職場が何を一番大事にしているか」 という特徴の違いです。
この“正義”が自分の価値観と合っていないと、
どれだけ待遇が良くても、長く働き続けるのは難しくなってきます。
働きづらさの正体は、“自分の能力不足” ではなく、
価値観のズレ であることも少なくありません。
3.「3年後に成長している実感がある職場か?」
医療の分野は、変化がとても早い世界です。
3年あれば、制度も技術も、かなりのスピードで変わっていきます。
だからこそ、職場を選ぶときには、
•学べる環境が用意されているか
•マニュアルや教育体制は整っているか
•定期的なフィードバックや面談があるか
•どんな先輩・上司から指導を受けられるのか
といった視点も大事になります。
成長が止まってしまう職場は、
気づかないうちに将来の選択肢を狭めてしまうことにもつながります。
⑤ 医療従事者が転職で失敗しやすい3つのケース
ここからは、実際の相談の中でもよく耳にする
「転職でつまずきやすいポイント」を3つ挙げてみます。
1.条件だけで転職先を決めてしまう
給料・休日・福利厚生…。
もちろんどれも大切ですが、条件だけで選ぶとミスマッチが起こりやすい のも事実です。
待遇は後から交渉や制度変更などで変えられる可能性もありますが、
その職場に根付いた「文化」や「人間関係」は、簡単には変えられません。
2.その職場の“当たり前”を確認していない
医療の現場は、同じ「耳鼻科」「内科」などの診療科であっても、
病院やクリニックごとにルールやスタイルが大きく異なります。
•電話対応の仕方
•薬説明のライン
•引き継ぎや申し送りのルール
•各職種の役割分担
こうした “その職場にとっての当たり前” を知らないまま入職すると、
後から「思っていたのと違った…」と感じる原因になってしまいます。
見学や面談の機会があれば、
ぜひこういった細かな部分も聞いてみると良いと思います。
3.自分の軸が曖昧なまま転職活動を始める
「なぜ転職したいのか?」
「どんな働き方を望んでいるのか?」
このあたりが自分の中でまとまっていないと、
面接の場でも思いがうまく伝わらず、採用側から見ても “ぼんやりした印象” になってしまいます。
完璧な答えでなくて構いません。
まずは、自分なりの言葉で 「働くうえで大事にしたいこと」 を書き出してみるところから始めてみてください。
⑥ 求人する側(クリニック・病院)が、今の医療従事者に求められていること
少し視点を変えて、
今度は「採用する側」から見たお話も少しだけ。
最近の転職希望者は、
条件面よりも 職場の透明性 を重視する傾向があります。
•どんな価値観で運営されているのか
•教育体制やフォロー体制はどうなっているのか
•どんなスタッフが働いているのか
•スタッフ同士のコミュニケーションはどんな雰囲気か
こうした情報が、求人票やホームページできちんと伝わっているかどうかで、
応募の数だけでなく、“応募してくる人のタイプ” も変わってきます。
特に若い世代の医療従事者は、
「自分が成長できる環境か?」
「自分の価値観と合う職場か?」
という視点を、とても大事にしています。
採用する側も、“とにかくやる気があります!” という人以上に、
「学び続けられる人」「一緒に成長していける人」 を迎え入れた方が、
結果的に長く一緒に働けると感じています。
結果的に長く一緒に働けると感じています。
⑦ 転職とは「自分の働き方をアップデートすること」
最後にもう一度お伝えしたいのは、
転職は、今の環境から逃げる行為ではない ということです。
より自分らしい働き方を選び直し、
より良い未来をつくるためのアクション。
それが転職だと思います。
医療従事者という仕事は、社会的にも専門的にも価値の高い仕事です。
だからこそ、疲れ切ってしまう前に、
「自分の軸に合う場所を選ぶ」
という発想を、ぜひ大事にしてほしいなと思います。
もちろん、今の職場に残るという選択も、立派なキャリアの一つです。
どちらを選ぶにしても、
「自分で選んだ道だ」と言えること が、これからの働き方に大きな意味を持ちます。
これからの医療従事者は、
ただ「働かされる」存在ではなく、
自分で働き方を選び取っていく時代に入っています。
あなたのキャリアは、あなた自身が決めていい。
あなたの働き方は、あなたの価値観で選んで良いんです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?^_^
今回は「医療従事者が転職を考えるときに大切にしたい7つの視点」についてお話しました。
医療の仕事は、やりがいも多い一方で、働き方に悩んだり、
「このままでいいのかな…」と立ち止まったりする瞬間が必ずあります。
でも、それは決して悪いことではなくて、
“自分の未来をちゃんと見つめているからこそ生まれる迷い” なんですよね。
転職を考えるときに大事なのは、
完璧な職場を探すことでも、
周りと比べて焦ることでもありません。
•自分が何を大切にして働きたいのか
•どんな環境なら無理なく続けられるのか
•将来の自分が成長できる場所かどうか
こうした視点を持っておくだけで、
選ぶ道がずっとクリアになります。
もし今あなたが、働き方に少しでも迷いを感じているのなら、
今日の内容が、その気持ちを整理するきっかけになれば嬉しいです。
そして、もし大切にしたい軸のひとつが
「人間関係」や「成長できる環境」 であれば、
足立耳鼻咽喉科もぜひあなたの候補のひとつに入れていただけたら嬉しく思います。
これからもYARIGAIブログでは、
“働くこと” や “医療現場のリアル” を、やさしく分かりやすく届けていきますので、
ぜひまた読みに来てくださいね(^^)
