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たった一人の想いが世界を救う!

[2023.08.24]

医療法人成松会(なりまつかい)足立耳鼻咽喉科がお届けするYARIGAI(やりがい)ブログです。

当ブログではスタッフ採用に関する情報や採用担当者が日々思うこと、応募者の方とのやりとり、スタッフの業務など、採用のみならず「働く」という事に関しての様々な話を自由にさせて頂くブログです。仕事に、就活に悩んだら
読んで欲しいと思います。

こんにちは、採用担当者の岡本と申します。


本日のテーマは、

「 人を助ける事は自分を救う事! 」

 

最近ボランティアを希望する若い世代が増えています。受験の面接の時に有利なので・・という現実のメリットも確かにありますが、どうもそれだけではない気がします。またふるさと納税でも返礼品なしの寄付金募集が増えてきており、これも若い世代中心に確実に増えていると聞きます。

どちらの場合にも言えることは、根本的に誰かを助けたい!という想いが根底にあるということ。助け合うことの偉大さは古来から格言として広く知れ渡っていますし、実際に世界各国でたくさんの方の素晴らしい行いもテレビや書籍などでご存じだと思います。

今日は多く方の命を救った日本人、中村哲さんと言う方の話をご紹介します。

 

中村哲さんの軌跡

中村さんは1946年に福岡県で生まれ、医師という職業を選びます。その後パキスタン、アフガニスタンに渡り医療支援を実施、医者のいない町に医療施設を何か所も作り多くの地域の人々を救います。

日本にいれば何不自由なく暮らせたかも知れないのに、交通機関もない山岳地帯に単身乗り込み、様々な苦難を乗り越えて医療を提供。これだけでも本当にすごい事ですが、彼の想いは満足しません。

何年も毎日たくさんの患者を診てきましたが、どんな薬があっても現状は変えられないと痛感しました。人間が生きていく上で絶対に必要なもの、それは清潔な水と食べ物です。しかし現地にはそれすらありませんでした。

彼は飲める水を確保するために、医療の傍ら井戸を掘る仕事を始めます。さらに自分たちで作物を収穫出来るよう、大規模な灌漑事業(かんがいじぎょう)を決意するのです。そして大変な苦労の末全長20km以上に及ぶ用水路を完成させ、砂漠であった土地に緑を復活させました(冒頭の写真の背景)。

かなりはしょりましたが、中村さんはこの灌漑事業により数十万人を飢えや病気から救ったとのことです。同じ日本人として誇らしい想いと共に、最初はたった一人の想いであったのに、現地や日本の志のある人々を巻き込み偉業を成し遂げた点に率直にスゴい!と感じています。

 

人を助ける事は自分を救う事

この話を聞いてあなたはどう感じましたか?

「たしかにすごいとは思うけど、自分はもっと大変で人の世話を焼いている状況じゃない!」

「感動しました!いつか機会があれば自分もやりたいなあ(出来ないかな?)」

私も含めてこう考える方が大半ではないかと思います。本音は自分が一番大事で、自分の事で手一杯なのが普通でしょう。

じゃ中村さんは特別な方だったのでしょうか?

少なくとも自伝を拝見する限りは特別な人でなく、私たちと同じなのではと感じます。ただ違うのは、

  • 思いたったらすぐに動く
  • そばに困っている人がいたら、そのままに出来ない

このようなシンプルな気持ちがあるかどうかだと思います。

昔読んだ本の一節に、こんな言葉があったのを今でも覚えています。

人を助ける事は、無駄なことじゃない。人を助ける事は誰にでも出来る。目の前で困っている人の話を聞いてあげよう。共感しよう。手を差し伸べよう。目の前で困っている人は自分なんだ。他人を助ける事は、自分を助ける事なんだ。

さあ、動き出しませんか?

 

医療に携わるという事

当法人は医療サービスを提供するクリニックで、日々体の不調を解決したい方々にお越し頂いております。

誰もがそうですが、健康の有難みというものは普段は気が付きません。病気になったり不調の時に改めて気が付き、感謝するもの。医療機関はそういう調子の悪い方が頼りにしてくれる場所ですので、愛想が悪かったり冷たい言い方などをしては決していけない場だと思います。

当法人では最新で的確な医療体制を維持する事と共に、患者さんとのコミュニケーションを大切にしたいと強く思っております。

どのように対応したら患者さんにとって望ましいのか、どう寄り添っていけば健康になって頂けるかを毎月考え、毎日朝礼で共有しています。もちろんまだまだ未熟で不快な想いを与えてしまったり、お叱りを受けたり、口コミで指摘されたりします。しかしかながら、少しずつでも改善していく気概は持っておりますので見守って頂ければ幸いです。

当ブログをご覧になっているという事は医療機関での仕事を考えている方だと思いますので、どこで働くにしてもそこに関しては強い想いを持って頂きたいと思います。

ご縁があれば一緒に良いクリニック作りが出来ると嬉しいです。宜しくお願い致します。

 

まとめ

最後までお付き合い頂き、有難うございました。本日は「人を助ける事とは?」というテーマでお話を進めてきました。いかがでしたでしょうか?

中村さんの壮大な業績の前には私たちのしている事は小さく思えますが、困っている人を助けるという点では全く同じです。ともすれば自分の事ばかり考えてしまいますが、中村さんの事を思い出して仕事をしていきたいと感じています。

それでは、また来週!

 

 

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◇ 編集後記

先週、たまたま近くの市民ホールで中村さんの上映会が催されていたので見てきました。本とは違い、よりリアリティがあり感銘を受けました。たった一人の想いが多くの方に伝播する事を学び、自分も何かしてみようと考えています。

世間では戦争や嫌な事件もたくさん起こっていますが、反面こういう事も出来る、人間捨てたもんじゃないよな!と感じずにいられません。

 


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法人理念 「 安心・安全で人に優しいクリニックをつくり、地域社会に幸せの循環を創る 」


1.足立耳鼻咽喉科 四日市本院:三重県四日市市羽津山7-8

2.足立耳鼻咽喉科 伏見クリニック:愛知県名古屋市中区栄1丁目2-3 プラウドタワー名古屋栄2F

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