Z世代の考え方を見て感じたこと
医療法人成松会(なりまつかい)足立耳鼻咽喉科がお届けするYARIGAI(やりがい)ブログです。
当ブログではスタッフ採用に関する情報や採用担当者が日々思うこと、応募者の方とのやりとり、スタッフの業務など、採用のみならず「働く」という事に関しての様々な話を自由にさせて頂くブログです。仕事に、就活に悩んだら
読んで欲しいと思います。
こんにちは、採用担当者の岡本と申します。朝晩がめっきり涼しくなってきて、今朝も庭の木に水をあげていましたが、涼しい!と嬉しくなってきました。今年は本当に厳しい暑さでしたので有難いです。今度は寒さに文句を言うのは確実ですが・・・。
本日のテーマは、
「 Z世代の考え方を理解し、クリニック採用に取り入れたいこと! 」
四日市本院は開院して13年、伏見院は4年経ち、おかげさまで両院共に毎日仕事が出来ております。地域の皆様のお力添え、ご愛顧には本当に感謝致します。またスタッフの皆さんの日々の努力と熱量には、本当に助けられていると感じています。有難うございます。
この間様々な出来事が起こり社会情勢も大きく変わりました。それに伴い、私たちの意識も実は変貌を遂げているのです。
若い世代の考え方、価値観
働く事に関して
マイナビさんの「Z世代の働き方と仕事の価値観の意識調査」のアンケート結果をご紹介します。
日本でもアメリカのように起業する若い方が増えていく・・・と思っていましたが、年々超安定志向になってきています。何でも出来る時代なんだから挑戦しよう!と言いたいですが、実際のところは安定を求めているんですね。
明確な理由はわかりませんが、コロナ禍や世界情勢が不安定な点などが影響しているのでしょうか?
人生に抱く価値観は?
これも非常に興味深いですね。私たちシニア世代ではおそらく上位であった「仕事」の位置づけはかなりランクダウンし、「家族」「自分」の優先度が上がってきています。同世代を時系列的に見ても、トップの「家族」のポジションに「自分」がかなり肉薄していますね。より個に近づいていっているのでしょうか?
クリニックは若い女性の方が一番大きなボリュームゾーンですので、経営者側もこうした意識変化を理解した上での採用や仕事を教えていかなくてはならない時代になってきました。
成松会の目指す方向
私たちが採用したいと思う世代の方の意識の変化、働き方の変化などを理解し、法人内でも話し合っていかなくてはなりません。今行っている改革をご紹介します。
残業時間をなるべく減らす改革
四日市院に関しては開業後結構経っていますが、多くの患者さんに選んで頂けています。本当に有難い話なんですが、反面困った問題も起こっています。
それは残業問題。例えば今年の春先の花粉シーズンなどは、web予約してもらった方は何時になろうが全員診察させて頂いていました。20時~21時になる事もザラでしたが、たくさんの患者さんに「え、本当に診察してもらえるの?」「連日連夜、遅くまで有難うね」と感謝されたり言って頂くことが増えました。
しかしながらその反動はスタッフに跳ね返り、残業の増加や体調不良を訴える場合も。患者さんに喜ばれる事は嬉しい事ですが、スタッフの悲鳴を聞き捨ててはおられません。そのような理由で夏ごろから試験的に予約制限をしております。
患者さんからお叱りを受ける事もありますが、スタッフの残業時間は減り働きやすくなったと言われます。誰かだけ得をしたり、どこかだけ良いというのも違うと思いますので、この方針は続けていきたいと考えます。
各種制度の見直し改革
小さいとはいえ20人以上が働く法人ですので、人事や総務の制度はある程度はございます。しかしながら社会情勢の変化スピードも速く、ニーズも変わってきますので、働く側にとって時代に合った人事総務制度が必要になります。
賃金を始め、通勤費などの諸手当、細かい総務制度、人事評価なども随時見直しております。またスタッフには様々なスキルを習得したり経験をして頂きたいですので、教育面も若い世代に合う形で見直したり、新しく構築したりしています。
この辺りは他の医療機関では得られない部分ではないでしょうか?
スタッフ同士の連携と切磋琢磨
切磋琢磨という言葉自体が古いと言われそうですが、スタッフ間のコミュニケーションや高め合いにも注力しています。社内ではチャットを使ってコミュニケーションを適切に行っていますが、何といっても全員が仲がいいので会話力は高いのでは?と自負しております。
また良い意味でお互いが意識し高め合う風土もありますので、大きく成長出来ると思います。
まとめ
最後までお付き合い頂き、有難うございました。本日は「若い世代の考えを理解し、採用や運営に活かす」というテーマでお話を進めてきました。いかがでしたでしょうか?
今回はZ世代に焦点を合わせましたが、このような考えはそれ以上の世代の方も同じように考えていることではないかと考えます。もはや日本で食べていくのに困るということはあまりないと思います。基本的な欲求が満たされれば、人はより高い次元の欲求を求めるのも自然なこと。
スタッフ中心の働き方改革はまだまだ道半ばですが、より良い方向に向かうと確信しています。足立耳鼻咽喉科のスタッフと一緒に働いてみたい方、是非お問合せ下さい!
それでは、また次号で!
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◇ 編集後記
景気が良くなってきて、働く場所は星の数ほどありますが、是非ご自身の価値観に合った職場、仕事を選んで欲しいと思います。
私がなりたかった職業を内緒で教えますが(聞きたくない?お願い、聞いて!)、まず大工さん。何もないところから、家を建てるという事に非常に興味を持ちました。続いて考えたのは、ボディーガード。悪い奴から守るヒーローみたいに感じていましたね。
でも結局就いた仕事は、医薬品営業職(前職です)。何がどうなるかわかりませんが、好きな事や興味ある事を目指してみれば結果は良くなると信じています。
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法人理念 「 安心・安全で人に優しいクリニックをつくり、地域社会に幸せの循環を創る 」
1.足立耳鼻咽喉科 四日市本院:三重県四日市市羽津山7-8
2.足立耳鼻咽喉科 伏見クリニック:愛知県名古屋市中区栄1丁目2-3 プラウドタワー名古屋栄2F
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