平成世代と上手くやるには、どうしたらいい?
医療法人成松会(なりまつかい)足立耳鼻咽喉科がお届けするYARIGAI(やりがい)ブログです。
当ブログではスタッフ採用に関する情報や採用担当者が日々思うこと、応募者の方とのやりとり、スタッフの業務など、採用のみならず「働く」という事に関しての様々な話を自由にさせて頂くブログです。仕事に、就活に悩んだら読んで欲しいと思います。
こんにちは、採用担当者の岡本と申します。 外来数も若干減って、ようやくスギ花粉症も終わりかな~と思います(トータル人数はまだまだ多いですが)。
そういえば、最近ネットで面白い記事を読みました。私たち昭和年代には絶対に読んで欲しい!そんな内容です。
本日のテーマは、
「 ワークライフインテグレーション 」
平成育ちの若者たち
採用の窓口をしていますと、「本当に今は大変だよなあ」と思える日々が続いています。私たちが面接をさせて頂くのは、20歳~28歳くらいの若き平成世代。忙しい日々の中、スーツを着て各社の見学や面接に臨んでいる姿には本当に頭が下がります。
ですので会社説明やその他の質問にも全力で答えようと意気込みますが、「あ、大丈夫です!」「ありません!」と切り捨てられます(笑)。会話を弾ませようと学校の話とかをしても、そもそも会話がはずまない(笑)。
う~ん、何か問題でも起こっているのだろうか?と頭を悩ませることもあります。
昭和の年代は就職戦線にはあまりおらず、私たちの相手は平成ばかりです。
「Z世代」と称して前回もお話しましたが、
- Z世代にとって会社はメインの居場所ではなく、単なる場所である
- 会社の人より、家族の方が大切
- 仕事より自分の生活の方が大切
このような思考を持つ、新しい世代だということを今一度胸にきざんでおくことは大切な事だと思います。さらに新世代の代表的な特徴を見ていきましょう。
平成世代の特徴
それでは再度私たちの相手となる「平成世代」の特徴です。
彼らや彼女らは「デジタルネイティブ世代」と言われるように、物心ついた時はデジタル、ネットが普通にあった世代。ですのでデジタル関連を介したつながりは非常に強く、場合によっては何年来という結びつきにもなる。この点は
しかしネットやデジタル以外の結びつきとなると事情は一変し、年長者への挨拶や年上の先輩に対するふるまいなどあまり上手ではありません。
だからSNSで繋がっている子とはあっという間に仲良くなれるけど、見知らぬ年上の人間を苦手と感じるようです。また挨拶も、家庭では親から、学校でも先生からされるのでそのような習慣が身についていません。
ですので新入社員にとってビジネス社会が、学校社会と比べて非常にギャップの大きい未知の世界であることを決して忘れてはいけないのです。このように教育側の根本が全く違うので、教える側も大きく改めなくてはならないのです。
接し方はどうすればいい?
「ワークライフインテグレーション」は仕事と生活を統合させる考え方です。仕事と家庭生活の双方が相乗する存在となり、公私ともに高め合うことを目的としています。
平成世代にとっては、一番大切な価値観とのいえるものらしい。ここをクリアすればひょっとしたら世代の差を超えて、本当の意味で仕事を共有しあえるかも知れません。私たち採用部署はこう考えました。
一つ目は「個性を軽視し、会社の型にはめこんでいく」やり方を捨てなければなりません。一人一人の個性を大切にし、適性を見極めてその方の価値観との合致を見出す必要があります。つまり一人ひとりの長所を見つけて、それを伸ばし、個性を生かしていく教育を推進することです。
そして、若い人たちがもっている「成長意欲」や「社会貢献意欲」をかきたてる方向で育成していくのが良いと思います。できるだけ細かいことまでマニュアルで規定し、誤解を生まないよう準備することも重要です。
これからの人材育成でキーワードとなるのが「フィード・フォワード」という考え方ではないでしょうか。
内定者や新入社員に対して、「あなたが将来こうなりたいと思うのなら、こういうことを勉強して、こういうことに取り組めばいいですよ」といった具合に、「未来に向けたアドバイス」をすることです。
そしてもうひとつ忘れてはいけないことがあります。それは「自己責任」の考え方を伝えること。
「教えてもらっていないからわからない」「教えないほうが悪い」などと思い、すべて人のせい(他責)にしているうちは成長など望めません。
社会人になれば、自分自身の成長も含めて、何もかも自己責任だと考えて取り組むことで、人は大きく成長することができます。
「過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる」という意識を植えつけ、前向きに学ぶ姿勢を身につけさせることができれば、その人は自分の力でぐんぐん成長していくようになるでしょう。この部分が平成時代の応募者を採用する上で、非常に大切なところになると思います。
まとめ
最後までお付き合い頂き、有難うございました。本日は「ワークライフインテグレーション」というテーマでお話を進めてきました。いかがでしたでしょうか?
「理屈はわかっても、そんなに現実は簡単じゃないよ」
おっしゃる通りだと思いますし、実際会って話をすると全くうまくいかない気もします。
しかし誰が何といおうと、平成世代の若者たちが次のステージを駆け上がっていかなくてはならないのです。きちんとバトンが渡せるよう、私たちの考えや行動を改め、共に仕事をしていきたいと思います。
それでは、また来週!
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◇ 編集後記
仕事をする年代になり、自分が何が出来るのか、何をすれば良いのか等決めなくてはいけない事はたくさんあります。
自分たちは必死でクリアしてきましたが、考えてみれば大変な事ですよね。選ぶ材料が豊富にある今だからこそ、余計に難しくなるかも。
良い道を歩けるよう、少しでもフォローが出来ればと思います。
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